兵庫県小野市の いまむら皮膚科クリニックです。

ハイドロキノンHEADLINE

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、長年日本では皮膚科などにおいて、シミの治療薬として
使われてきました。
皮膚科の漂白目的でつかわれる薬剤の一つであり、漂白作用が強いため
お肌の漂白剤』とも言われます。

ハイドロキノンの効果

ハイドロキノンは、メラニン色素を作る時に必要になる酵素チロシナーゼの
働きを抑え、新たなメラニン色素が生成されないようにする働きがあります。
また、それだけでなく、メラニン色素同士がくっつくことによって、
大きくなっていくのを防ぐ、という効果もあります。
シミになること自体を抑えるだけでなく、シミが大きくなり、目立ってしまうのを
防ぐ、という相乗効果があるのです。
しかし、ハイドロキノンにはメラニン排出促進効果がほとんどないため、
皮膚のターンオーバー促進作用のあるレチノイン酸との併用をお勧めします。


市販されている化粧品に含まれている低濃度のハイドロキノンでは、副作用の心配はないとされていますが、即効性が低くなります。
クリニックで処方している高濃度のハイドロキノンは、即効性・効果は共に高いですが、かぶれや炎症を起こす等の副作用を伴う場合がありますので、医師の処方・指導のもとで使用して下さい。